Positions available!

ゲノミクスエピゲノミクス研究拠点共催セミナーのご案内

■ゲノミクスエピゲノミクス研究拠点共催セミナーのご案内■

この度、名古屋市立大学 大学院システム自然科学研究科の田上英明先生にセミナーをお願い致しました。
このセミナーではヒストン複合体解析についてお話しいただきます。

ご来聴を歓迎致します。

演題: 可塑的かつ動的なエピゲノム制御を複合体スナップショットで捉える新規ヒストンH3結合タンパク質HiTAP1の分子機能

演者: 田上英明先生(名古屋市立大学 大学院システム自然科学研究科 准教授)

日時: 2011年7月13日(水) 17:00~18:00

場所: 総合研究棟(病院地区) 205号セミナー室

要旨:

細胞の分化やがん化などの分子機構の理解が進むにつれ、DNA配列情報に刻まれた遺伝学的要因だけではなく、エピジェネティック制御の重要性が認識され始めた。DNAメチル化およびヒストン化学修飾を介したクロマチン構造制御が可塑的な細胞メモリーとして機能するのである。

しかし、一方でクロマチン構造は間期においても非常にダイナミックに変化する。この一見すると二律背反するクロマチン制御について、私たちは反応中間体である可溶性(クロマチンに取り込まれていない)ヒストンを複合体として解析することにより捉えたいと考えている。

分子遺伝学的解析も比較的容易な酵母をモデル系とすることで、様々な条件におけるヒストン複合体スナップショット解析が可能となってきた。今回は、クロマチン構造形成、変換、維持に関わる因子群を生化学的にスクリーニングする中で、新規ヒストンH3結合因子として単離したHiTAP1の分子機能について焦点を当てて紹介する。HiTAP1を介した新たなエピゲノム制御の可能性とその生理的意義について議論するとともに、ヒストン分子間のバランス制御やヒストン量的制御と細胞機能との接点を探りたい。

連絡先: 医学研究院 先端医療医学部門 大川 恭行 (   092-642-6216  )